
’'98ステーショナリートレンド
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第49回紙・文具製品生産者見本市
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1月12日、大阪マイドームにて第49回紙・文具製品生産者見本市が開催された。 今年の見本市は一日限りということもあり、大勢の関係者や見学者で賑わいをみせていた。 参加出展社数は、107社。 今年は環境保全が大きなテーマとして多くのメーカーで取り上げられていた。 リサイクル法、オゾン層破壊が原因とされる紫外線の害、 さらには97年の地球温暖化防止京都会議など、環境破壊への関心が急速に高まりつつある。 業界としていよいよ本格的に環境保全に取り組む時期が来たようだ。 | ||
古紙100%のフィルから、リサイクル応援用品まで。
東京都制定のRマークで古紙の利用率を明記。
環境保全への思想をオフィス製品から家庭まで広くアピール。
廃材を無駄なく利用した、ステーショナリー。
若者の嗜好を手帳に反映。
キャラクター人気は勢いが衰えず。
エコロジーの思想を徹底。
楽しいアルバム編集を提案。
エコロジー製品が充実
バラエティに富んだ、ゴム製品。
簡単に水彩が楽しめる筆が登場。
●環境対応製品が充実。
特に大手を中心に環境への配慮を謳った製品の発表が目立った。パンフレットもエコロジー製品を強く印象づける工夫が見られた。
ノートやファイルなどの紙製品は、のきなみ再生紙の再用度が増えた。環境にやさしい製品を表すマークではエコマークが浸透しているが、今年は東京都が独自に定めた古紙の利用率を数字で表すマークを採用した企業が目立った。数年前エコロジーという言葉がにわかにクローズアップされた時代は、リサイクル自体にかかるコストに二に足を踏む企業が多かったが、ここに来て各社本腰で取り組む姿勢見られる。
●環境を壊さない、リサイクル原料も進化。
さらに、熱帯雨林の行き過ぎた伐採をくい止める策のひとつとして非木材の利用も脚光を浴び始めている。これまで廃棄処分となる運命にあった服の端切れやサトウキビの絞りかすからつくる非木材紙などが、地球にやさしい製品としてアピールされた。
環境を壊さないよう容易な分別設計をされた製品、再生ペットボトルの利用、焼却時に発生する有毒ガスを防ぐための非塩ビの採用も年々増加している。
今回は、抗菌仕様やバリアフリーは大きく取り上げるメーカーは少なかったものの定着の方向にあるようだ。
●定番キャラクターが人気。
キティちゃんのリバイバル人気やブルーナなど、幅広い層から支持されキャラクターものは、売れ筋に大きく影響する。各社とも環境についで、アピールが目立ったポイントである。
■(株)ライオン事務機
独自の環境憲章や行動指針を掲げて社を揚げて環境保護に取り組む。環境対応のステーショナリーのラインナップは「環境対応商品」「再生紙使用商品」「非塩ビ商品」「環境対応用品」の4種類。対象商品は、フラットファイルやボックスファイル、ファスナーケース、レターケースさらにはスタッキングチェアーまで、オフィスに欠かせないステーショナリー・家具まで幅広く網羅。「環境対応商品」の「パイプ式ファイルはファイル」の芯材は古紙100%、表紙素材には、焼却時に有毒ガスを発生させない、「特殊オレフィン樹脂」を採用している。リサイクルが容易にできるよう分別設計。細かいところまで、環境へのやさしさを追求した製品づくりがされている。
■極東ノート(株)
Made in Earth.をキャッチフレーズに、増え続ける紙ゴミや木材資源の保護を謳って従来のノートを古紙含有率70%と100%の再生紙版に大幅改訂。
同社の主力ブランドの「ムツゴロウの学習ノート」を筆頭に学童向けは全て古紙配合率70%。一般向けのKTノートやアイソフトノートなどでは70%や100%まで古紙配合率を高めた。ジーンズの端切れを再利用するミスタージーンズも新登場。注目の新ブランドは和のテイストを生かしたTETSUYA KOKINブランド。新進デザイナーによる便せんや一筆箋のシリーズだ。
■コクヨ株式会社
「リデュース」「リユース」「リサイクル」を基本姿勢に、エコロジー製品もノートからOA・パソコン用品、オフィス用家具まで幅広く扱う。人気のキャンパスノートも表紙が再生紙100%、中紙が再生紙80%と環境保全を強く意識。OA・パソコン用品もさらに、使い勝手を追求するなど、細かいところまで改良を重ねている。
■ぺんてる株式会社
YES(YELL for ECOLOGY STATIONERY)をテーマに環境保護や動物保護の視点にたった商品をアピール。筆記具が多い同社では、ペンや鉛筆では、再生樹脂、廃材などを積極的に利用。さらに消しゴムにはビニールハウスを再利用したり、ケース部分には牛乳パックには古紙を採用。まさに再生できるものは徹底的に利用している。
(キャプション)
・空き缶つぶし器カンプレス
リサイクル援助商品のひとつ。
(希望小売価格6,480円)
・DUNK
油性マジック。万一子供が飲み込んでしまっても呼吸ができるよう配慮。(4月初旬発売予定)
■ダイゴー株式会社
4月始まりのスケジュール帳が定着、手帳が売れるのはもはや年末だけではなくなった。数ある手帳サイズのなかでも今はミニタイプのシステム手帳が主流だという。価格はで2000円以下が人気。プリクラを貼るためのシールシートやフォトフォルダーのレフィルが女子高生やOLに人気。昨年からは透明ビニール製の表紙に人気が集まっている。かわいらしさと1200円という低価格が成功要因のようだ。
■サクラクレパス
サンリオのキャラクター商品やベネトンブランドは人気のライン。ハローキティは女子高生向けにシャープペンシルが登場した。(希望小売価格300円)ベネトンは半透明のシャープペンシルが注目の商品。
■株式会社トンボ鉛筆
業界でも早くから環境問題に取り組んできた同社は、満を持してエコロジー商品の新ブランド「ECONET エコネット」を発表した。牛乳パックや発泡スチロール、さらには廃棄物の再利用で環境保護に配慮。もちろん鉛筆も廃材を利用している。
■ナカバヤシ
撮った写真をきちんと区分けするひとと大まかな整理で済ます人。思い出の整理方法は二極化の方向に進みつつある。新発表の写真工房は、83種類の台紙、4種類の台紙サイズ、15種類のアクセサリー類から自由に選んで自分だけのアルバムが編集できるというコンセプト。キャラクター人気も安定しており、ミッフィのハードカバーのアルバム(A5サイズ)は3月発売予定。
■株式会社リヒトラブ
100%再生用紙を使用したファイルのシリーズThe only one Earth (セカンド)を発表。綴じ具もそのまま焼却できる非塩ビ素材を使用するなど環境に配慮している。
(キャプション)
APSフィルムカートリッジが16本収納できる「カートリッジイン」は話題の商品。
■株式会社共和
従来の製品を強力した、オーバンドのびっくりサイズが新発売。プライスタグを取り付けるための業務用製品「ループコネクター」は現場での使い勝手を考えられた製品。
■株式会社呉竹精昇堂
筆ペンの呉竹から、新タイプの「水筆ペン」が登場。水を筆ペンの軸部分にいれて、絵の具を溶くだけ。携帯にも便利だ。
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